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燃料電池についてのさまざまな質問にお答えします。
- Q燃料電池はどんな住宅でも設置できるの?
- Q燃料電池は集合住宅にも設置できるの?
- Q燃料電池の発電出力は?
- Q700W~1kWで家庭用の電気全部をまかなえるの?
- Qなぜもっと発電出力が高い製品をつくらないの?
- Q電気をあまり使わなかったために、お湯が足りなくなったときはどうするの?
- Q逆に電気をたくさん使ったら、お湯が余るのでは?
- Q発電のときにできる水はどう処理しているの?
- Q水素源(都市ガス、LPガス、灯油)の種類によって製品は違うの?
- Q水素が漏れる危険性はないの?
- Q燃料電池のメンテナンスはどうなっているの?
- Q寒冷地には対応しているの?
- Q1:燃料電池はどんな住宅でも設置できるの?
- A:(1)燃料電池本体と貯湯ユニットが設置できる場所がある (2)配管や配線経路などが確保できる、このふたつがあれば、基本的にはどのようなお宅でも設置できます。
- Q2:燃料電池は集合住宅にも設置できるの?
- A:集合住宅では設備の設置場所の確保が難しいため、現状で対応している製品はほとんどありませんが、一般販売にあたってさらにコンパクト化されることは十分に考えられます。将来的には、おそらく一棟まるごと燃料電池を備えた集合住宅も登場するでしょう。
- Q3:燃料電池の発電出力は?
- A:700W~1kWで、メーカーによって異なります。
- Q4:700w~1kWで家庭用の電気全部をまかなえるの?
- A:4人家族程度の一般家庭で使う電力の5〜6割程度をまかなえると試算して決定されたようです。発電出力を超える電気を使用した場合は、自動的に電力会社から電気を購入する「商用電力」に切り替えます。
- Q5:なぜもっと発電出力が高い製品をつくらないの?
- A:発電出力を高くすると、大きな設備が必要になり、値段も高くなるためです。家庭の使用状況や気候によって電力の使用量は幅があるため、平均値として700W〜1kWが適当と判断されたようです。また、現状の製品仕様では単身世帯など、電力やお湯の使用量が少ない家庭には向いていません。
- Q6:電気をあまり使わなかったために、お湯が足りなくなったときはどうするの?
- A:そのために、バックアップ用の給湯器を内蔵している製品もあります。家族構成にもよりますが、内蔵していない製品には後付けしておくと安心でしょう。
- Q7:逆に電気をたくさん使ったら、お湯が余るのでは?
- A:お湯が貯湯一定量に達すると、電気も自動的に電力会社からの商用電力に切り替わります。
- Q8:発電のときにできる水はどう処理しているの?
- A:燃料(水素源)を水素に改質するときに必要な水蒸気の発生用に使われます。
- Q9:水素源(都市ガス、LPガス、灯油)の種類によって製品は違うの?
- A:製品の基本機能に大きな違いはありませんが、LPガスと灯油では最大発電出力が異なるものがあります。都市ガスはこの中でももっとも二酸化炭素の発生が少ない燃料ですが、都市ガスを敷設してない地域では、LPガスか灯油をお選びいただくことになります。その場合、LPガス、灯油ともに燃料タンクとその設置スペースが必要です。
- Q10:水素が漏れる危険性はないの?
- A:燃料電池システムの構造上、漏れる心配はありませんが、安全基準はまだ設けられていません。おそらく一般販売前には法整備が行われるものと思われます。
- Q11:燃料電池のメンテナンスはどうなっているの?
- A:小さくても“発電所”がわが家に来ることになりますので、定期点検は欠かせませんし、故障修理の際には迅速な対応が望まれますね。こちらも基本的には法整備によって何らかの規則が義務づけられ、さらにメーカー独自でサポートシステムなどが設けられるでしょう。
- Q12:寒冷地には対応しているの?
- A:寒冷地仕様の燃料電池は今のところ販売されていません。燃料電池は水を多く使いますので、凍結対策としてヒーターを内蔵した製品を製造しているメーカーもあるようですが、今後寒冷地専用製品が販売されることは間違いないと思われます。