新エネルギーの種類と特徴 2 次のページ

  • 供給サイドの新エネルギー
  • 需要サイドの新エネルギー
  • その他のエネルギー(再生可能エネルギー)

●需要サイドの新エネルギー

クリーン
エネルギー
自動車
クリーンエネルギー自動車には、電気自動車、ハイブリッド自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車などの種類がある。いずれもガソリンに比べて排気ガスの排出量が少なく、まだ価格や燃料供給の面で問題はあるが、普及への期待は大きい。
天然ガス
コージェネ
レーション
コージェネレーションとは、発電とともに排熱を熱エネルギーとして供給するシステムを指す(燃料電池もコージェネレーションの一種)。エンジンやタービンを用いて天然ガスを燃やすことで発電し、そのときに発生する熱は温水や蒸気として利用する。電気と熱の利用効率はあわせて80%程度になる。天然ガスを最大限に利用でき、しかも石油に比べてCO2などの排出が少ない。80年代から本格的に導入が開始されているが、今後は都市の再開発の際に分散型エネルギーシステムの一端を担うことが期待されている。
燃料電池 水素と酸素の化学反応により発電、同時に発生する熱も給湯や温水式床暖房に使用できるなど、エネルギー効率が高い。都市ガスや灯油などから水素を取り出す際にいくらかCO2が排出されるが、水素と酸素の化学反応の段階で排出するのは水のみで、今後の普及が期待されるクリーンな発電システム。

ecoらむ その2

首相公邸に燃料電池が!

2008年7月の洞爺湖サミットでも話題になった燃料電池。実は、首相公邸にすでに燃料電池が導入されていることをご存知ですか?2005年4月、小泉純一郎元首相時代に完成した新首相公邸。ここに世界初となる家庭用燃料電池2基が設置されました。この公邸は、1929年築の旧首相官邸を改築したもので、アールデコ風の趣のある外観、各国の要人を招いてもてなす茶室や和室なども設けた充実した造り。同年4月8日に行われた燃料電池導入式典では、小泉元首相が自ら電源を入れ、「もったいないという気持ちと環境技術を結びつけ、すばらしい環境を残していきたい」と挨拶。われわれの税金で改装されたものですから、燃料電池でどのぐらい省エネ効果が上がっているのか、ぜひ発表していただきたいですね。

※参考:首相官邸(ホームページより)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/11koutei.html